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52話 独占欲という愛の証

Author: みみっく
last update Last Updated: 2025-12-12 06:00:12

「そっか……レイに……え!? レイに会ったの? 失礼なこと言わなかった? あの子人懐っこいけど、警戒心が強いから……知らない人が家にいたら大騒ぎするから」

 ユウマはそんなヒナの心配をよそに、あっけらかんと答えた。

「仲良くなったよ。たまに一緒に過ごすことになったしなー」

「え? どういうことかな……?」

 ヒナは、ユウマの言葉の意味が分からず、首を傾げた。

「付き合うような感じに?」

 ユウマがそう言うと、ヒナはさらに目を丸くした。

「え? え!? ……姉妹揃ってユウマくんと付き合うの?」

 ヒナはユウマの言葉に、顔を赤らめながらも、寂しそうな表情を浮かべた。

「付き合うような感じだろ? 付き合うとは二人に言ってないけど?」

 ユウマがそう言うと、ヒナは「……そうだね」と呟き、深く息を吐いた。そして、突然寂しそうな顔をして、ユウマの目を見つめた。

「わたし……付き合ってない人とエッチをしちゃったんだ……」

 それは、罪悪感と後悔が入り混じったような、切ない口調だった。

 ヒナの切ない告白に、ユウマは優しく答えた。

「付き合うとか分からないけど、俺はヒナを大切に思っているし守ってあげたいと思ってる。それに独占欲も出てきて、他の女子とは違う感情が出てきてるのは確かだけどな」

 ヒナは、ユウマの言葉に少し安堵した表情を浮かべた。

「そ、そうなんだ……わたしも付き合うとか分からないけれど……ユウマくんが好き。ちょっと……付き合ってからエッチをするものだと思ってたから。付き合ってないって言われて動揺しちゃっただけだよ」

 彼女はそう言って、ユウマの顔をじっと見つめた。その瞳は、恥ずかしさと、それでもユウマへの揺るぎない想いを伝えてい

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